高岡市民病院は、平成23年7月15日 DMAT指定医療機関として認定を受け、これまでも県内外の大規模災害に対する訓練や、市内消防機関と多重交通事故などの多数傷病者発生に対する合同訓練などを行ってきました。
こうした中、本年2月に新たに5人の病院スタッフに厚生労働省から日本DMAT隊員登録証の登録番号が交付されたことから、市民病院DMATの2チーム目を編成しました。また、災害発生時に迅速に行動するため、災害医療活動用資器材が搭載可能な災害対応救急自動車を新たに購入しました。
高岡市民病院としては、DMAT隊員を2チーム擁したこと、専用車両を購入したことにより、災害医療に対する機動力が向上したことから、災害拠点病院として患者を受け入れるだけではなく、実災害が発生し多数傷病者が出た場合に、DMAT保有病院として、警察・消防など諸機関と連携しながら、これまで以上に迅速な医療支援が図られるよう努めてまいります。
高岡市民病院DMAT 隊員
第1チーム |
第2チーム(今回新たに登録) |
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医師・リーダー |
瀧 康則 |
N医師 |
寶田 茂 |
医師 |
佐伯 次登 |
N医師 |
竹下 雅樹 |
看護師 |
木村 絵理香 |
N看護師 |
古川 理恵 |
看護師 |
濱口 彰宏 |
N看護師 |
木村 拓 |
業務調整員 |
田中 賢悟 |
N業務調整員 |
二山 高志 |
参考:DMATとは
DMAT(災害派遣医療チーム)は、阪神淡路大震災でのいわゆる「避けられた災害死」を教訓として、自然災害に限らず航空機・列車事故といった大規模な集団災害において、一度に多くの傷病者が発生した場合に、専門的な訓練を受けた医療チームが可及的速やかに被災地域に行き、現場での緊急治療や病院支援を行いつつ、被災地域で発生した多くの傷病者の生命を守る目的で創設された。
訓練内容についても、大規模災害を想定した被災地域支援(病院支援訓練、広域搬送訓練、閉鎖空間医療訓練等)、多数傷病者が発生した事故、また、核・化学汚染・生物汚染・テロを想定した災害時患者受入訓練などを行っている。