平成25年3月
高岡市民病院事務局

平成24年度高岡市民病院経営懇話会(第2回)の概要

  1. 日 時 平成25年2月28日(木)午後4時~午後5時30分
  2. 場 所 高岡市民病院講義室
  3. 出席者 ・高岡市民病院経営懇話会委員
    • 川渕 孝一 氏(座長)
    • 稲尾 次郎 氏(副座長)
    • 小泉 弘子 氏
    • 河村 拓栄 氏
    • 内山 郁代 氏

    ・事務局

    • 澤﨑院長、野手副院長、加藤副院長、遠山副院長、増山看護部長、
      川端事務局長、池田経営管理室長、鼎医事課長
  4. 協議事項
    1. (1) 平成25年度高岡市民病院事業会計予算(案)の概要について
    2. (2) 平成25年度経営改善に向けた主な取組みについて
    3. (3) その他
  5. 委員からの主な意見・質問及び病院の答弁
    1. (1) 平成25年度高岡市民病院事業会計予算(案)の概要について
    2. (2) 平成25年度経営改善に向けた主な取組みについて
      ①安定経営のためには、多くの患者さんが高岡市民病院を利用されることが大事であると考える。そこで、患者さんの信頼を得るために、職員の患者さんへの接し方についての現状や研修等について説明願いたい。(小泉委員)
      [回答] 本院では、チーム医療を推進しており、例えば、特定の分野のスペシャリストである認定看護師を配置し、病棟・外来などで、患者さんへの治療以外にもメンタル面でのサポートや美容、医療費等の様々な相談に乗るなど他スタッフとともに手厚い看護を行っている。
      研修等については、全職員を対象に接遇研修(2~3回)を継続実施している、また、患者さんからアンケート調査を実施や意見箱の設置により、得られた意見について改善できるよう取り組んでいる。
      ②高岡市民病院が発行している「高岡市民病院だより」は、開業医等の診療機関へ出向かなければ見ることができないのか?(内山委員)
      [回答] HPでも閲覧は可能である。
      [要望] 高岡市民病院だよりを各町内会で、回覧形式で閲覧できるように工夫してほしい。
      ③院外健康教室の開催、出前講座の体制整備について詳細を聞かせてほしい。(内山委員)
      (PTAでは、各校下別で家庭教育講演会が実施されており、その講演会の講師の選定に苦慮している。)
      [回答] 院外健康教室は、従来院内で実施していたものに加えて、年1~2回程度院外で実施するものである。
      出前講座は、小グループ等からの講演要望にお応えし、積極的に出向くものである。現在、どのような講演が可能であるか院内で検討している最中である。また、HPや電話などで市民の皆さんからの具体的な要望があれば、対応できるように体制を整備したいと考えている。
      ④高岡市民病院が締結する契約の結果等についての公表と競争原理の実態について(河村委員)
      [回答] 議会で承認される決算関係書類の中で1件300万円以上の業務委託、保守点検、修繕の契約について請負業者名、契約金額を公表している。一方では、競争性の面では、機器の保守業務などは専門性もあり、その納入業者との随意契約が多いのが実態である。
      病院施設の維持管理業務委託については、3年ごとに入札により委託業者を決定している。
      ⑤がん診療拠点病院では外来化学療法の日件数が、40件(H20)から70件に伸びている。高岡市民病院での件数は?(川渕座長)
      [回答] 6.2件(1523件/244日)(h23)である。H24年度からは、ホルモン注射が外来化学療法に加わり、なお一層フル稼働の状態にある。今後は、化学療法室の拡充について検討することとしている。
      ⑥フォートウェーン医療交流事業を研修医確保策として活用しないのか?(川渕座長)
      [回答] この交流事業は、交流先の病院の医療、運営ノウハウ等を学び、本院に活かすことを目的としており、研修医確保策のみとは考えていない。
      平成25年度は医師3名を予定しており、将来的には、研修医、医師等バランス良く人員を派遣していきたい。
      ⑦助産師の育成についての現状は?(小泉委員)
       [回答]
      助産師を募集しているが、なかなか助産師の免許を持った新規の看護師の応募がなく、院内の看護師を育成することとした。 
      ⑧起債の繰上げ償還は実施することはできないのか?(河村委員)
       [回答] H19年の特例措置で、利率5%以上の政府債について補償金免除繰上償還が可能であったが、高岡市民病院の起債は、最高でも4.65%であったため対象とはならなかった。
      現在は縁故債で起債を発行しており、入札結果が最も低いものでH23年度の利率は0.369%で実施した。繰上げ償還の実施を含む金利負担の軽減については、今後も検討してまいりたい。