平成25年12月
高岡市民病院事務局
高岡市民病院第Ⅲ期中期経営計画（公立病院改革プラン）の点検・評価及び公表について
１ 概要
（１）名 称 高岡市民病院第Ⅲ期中期経営計画
（２）期 間 平成21年度から平成25年度まで（経常収支黒字化の目標年度：平成26年度）
（３）策定日 平成21年3月31日（平成23年度に一部見直し）
２ 事業の実施状況の点検・評価・公表について
本院の医療の質の向上と経営効率化への取組状況(進捗状況)については、「高岡市民病院経営懇話会」等で意見を求めながら点検・評価し、病院のホームページ等で広く市民に公表する。
公表日は平成25年12月中頃の予定。
３ 点検・評価の概要
平成24年度決算については、入院収益は患者数が減少したものの、チーム医療の推進、診療報酬加算の取得、急性期救急病院としての適切な医療資源の投与などにより、一人一日当たり診療単価が増加したことで増収となった。また、外来収益は、患者数の減少の影響により、減収となった。一方、費用は前年度に比べ大きく減少しているものの、依然として改築等に伴う減価償却費の負担が大きく、収益的収支は約49百万円の赤字となったが、平成23年度と比較して約170百万円改善したことにより、経常収支比率は計画値を上回った。併せて、21年度から5か年で病院建物改築時に導入した高度医療機器を計画的に更新しており、24年度は脳神経外科用手術顕微鏡などを導入した。これらを踏まえ、主な経営指標は別紙のとおりとなっている。
今後の取組みとして、高岡医療圏における急性期病院の役割を担うため、救急医療、がん治療などの高度医療を積極的に行うとともに、これらに伴う加算を着実に取得し、収益の増につなげていく。また、地域連携を更に強化するため、専門的医療の地域への提供を進めるとともに、本院の医療の特徴を地域に発信するなど、顔の見える連携を進め、紹介・逆紹介率の向上に取り組んでいく。費用面では、薬剤・診療材料の適正な在庫管理やジェネリック医薬品の採用拡充などコストダウンを図るための方策を具体化しながら、治療については十分な医療資源を投入して質の高い医療の確立を図っていく。さらにチーム医療の一層の推進を図る観点から医療従事者の採用・育成などにも努め、更なる経営改善を進めていく。