医療資源を最も投入した傷病が播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症、その他の真菌症、手術・術後の合併症だった症例について、入院契機病名(入院のきっかけとなった傷病名)と「同一」か「異なる」かに区分して集計しています。
 患者数が10未満の場合は、-(ハイフン)で表示しています。

 指標に示される傷病名については、次のとおりです。

1.播種性血管内凝固症候群(DIC)

 本来出血箇所のみで生じるべき血液凝固反応が、全身の血管内で無秩序に起こる病態です。早期診断と早期治療が求められます。

2.敗血症

 細菌感染によって引き起こされる全身性炎症反応の重症な病態です。

3.真菌感染症

 真菌(かび)が種々の臓器に定着することに起因する感染症です。

4.手術・術後の合併症

 手術や処置などにより一定割合で発生してしまう病態です。術後出血や創部感染などが挙げられます。

平成30年度 その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC DPC名 入院契機 症例数(件) 発生率(%)
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
130100 播種性血管内凝固症候群 異なる 11 0.15
180010 敗血症 同一 38 0.53
180010 敗血症 異なる 55 0.77
180035 その他の真菌感染症 同一
180035 その他の真菌感染症 異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 44 0.61
180040 手術・処置等の合併症 異なる

 

先生

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